3つのフォルダ

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「ヘイ、識」 あたしはいつものようにスマホに話しかけた。 でも返事がない。 「もしもーし、誰かいる?」 スマホを叩いてみたりして。 「ハイ」 なんかお腹の中をくすぐる声がした。 「誰?」 「クウ デス。クウフク ノ クウ」 「AIアシスタントよね?」 「チガウ ヨウ デス」 「何をするヒト?」 「ジュウダイ ナ シメイ ガ アリマス」 「ほほう」 「セッショク シタ セイメイタイ ニ  オクリモノ ヲ シマス。  アナタ ハ セイメイタイ デスカ」 「そうだよ。うける」 「デハ、3ツ ノ フォルダー ヲ アゲマス」 まぬけな音がしてホーム画面に3つのフォルダーがあらわれた。
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