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誰彼にも平等に訪れる24時間
書けなくなってから
随分と時間が過ぎ去った。
書けていた頃は、頭の中で登場人物が勝手に動き回ってそれを文字起こしする日々に追われていた。
脳が擦り切れるまで妄想しては、脳内の登場人物に時間を優先していた。
不規則な生活と質素な食事。
起きてる時間の全てを費やした事もあった。
構想を巡らせて四六時中、脳をフル回転させて、けれど今は、それ程の集中力が保てない。
何も思い浮かばない。
カスカスの出涸らしの様な想像力しか存在しない。書けていた頃は、充実していた。
書けなくなってからの時間は、長くて脳がアイスの様に溶けるさまを見せつけられてるようだ。
そして又、日が過ぎて、時間が過ぎる。
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