モデル女子高校生の創世記 ~生誕編~

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 翌朝目を覚ますと、ベッドからガバリと私は身を起こした。目をパチクリさせた後、自分の身体を触っていき、異常がないか確かめていく・・・ 「やっぱり・・・夢か・・・」と私は呟いた。  今日もまた不思議な夢を見た・・・。  これで4回目だろうか?同じ様な夢を見たのは・・・  1週間前の“あの日”から立て続けに同じ様な夢を私は見ていた。  ここまで続くと、流石にちょっと気になってしまう。 「あれっ・・・?私パジャマに着替えて寝なかったっけ・・・?」  ふと、自分が着用している服が、パーティ用のドレスであったことに私は気づく。  不思議なことに先ほど夢の中で見ていた私の服装と全く同じだったのだ・・・。 「・・・寝ぼけてたのかな~?」と首を捻りながら、私はそのまま朝の準備を始める。  とりあえず、朝食を軽く済ませて、制服に着替える。そして、通学の時間が来るまで朝のテレビをぼっと見て過ごした。  私の目には朝のニュースが流れているが、まともに頭に入ってこないでいた。  なぜなら今の私は昨日の夢のことで頭がいっぱいだったからだ。 「うふふ・・・昨日の夢は凄い気持ちよかったな・・・」と私は恍惚の表情を浮かべてしまう。  同じ様な夢がこうも続くのは少し気になるところだが、夢の内容自体は決して悪いものじゃなかった。  むしろ、すごい気分がよくなり、高揚する夢だった。高校での私の小さな悩みが吹き飛ぶような爽快な夢だった。 (あれ・・・もしかしたら?)と思い、私は自分のパンツを触ってみたのだが・・・ 「やっぱり、濡れている・・・」  私はその事実に驚きと戸惑いを隠せなかった。  まさか、私ってそういう願望があるのだろうか?と少し不安になるが、否定できなかった。 「いや・・・流石にそれはない・・・よね?」と私は自分に言い聞かせるように呟く。  でも、あの夢は凄かったなぁと思い出し笑いをしながら、また見れたらいいのに・・・と思ってしまっている自分がいた。  私がその夢を見始めたのは1週間前の不思議な出来事がきっかけだった・・・。  それこそ、あれが現実で起こったことなのか、夢の中の出来事だったのか、今でも私は分からなかった。 ・ ・ ・
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