転生？悪役令嬢？いいえ、ただのトリップ小説です。

プロローグ

電源が落とされると、蓮乃は両手に持っていたゲーム機をベッドの上に邪魔にならない場所へと軽く投げるようにして、置いた。
ゲーム機を投げ置くと、両耳に装着していたイヤホンを外し、外したイヤホンをたった今投げ置いたゲーム機と同じように同じ場所に軽く投げ置く。
投げ置くと、ゲーム機とイヤホンがぶつかり、小さくカチャンと軽い音がした。
ゲーム機とイヤホンを投げ置くと、蓮乃は今まで肘置きにしていた枕を引っ張り出し、元あった場所へと置き、戻す。
枕を元の位置に戻し、蓮乃は本格的に寝る準備を手早くし始めた。
うつ伏せにしていた自分の身体を仰向けにして、それから掛布団を両手で首元まで持っていく。
片手を上げたまま、少し移動をし、元々枕の位置に配置してあったリモコンを操作し、照明を落とし、暗くした。
ピッ。