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察してはいるが、少しぐらい夢を見たり、現実逃避ぐらいしたかった。
気持ちが萎んだ蓮乃は落ち込む訳にもいかず、気を取り直すように
(よし…)
と思い、切り換える。
考えなければいけないことはたくさんあった。
乙女ゲームの世界のことについては一旦、横に置いておくことにした蓮乃は
「うーん…」
と小さく呟きながら、
(これから、どうしよ…)
と少し困ったように考え始める。
今いる場所は街より高台の場所にあるっていうことだけしか分からなかった。
何より時間軸が今ゲームの中でいつなのかがまったく分からない。
少し困った表情で考えていた蓮乃だが、
(とりあえず、街に降りよう…)
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