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あれよあれよとと言う間に、対抗戦要項をゲットしたうちの生徒達は、ノリノリで場を仕切り始めていた。
「対抗戦は、4名による1対1の対戦と、団体戦に分かれてますの!」
ノリにノったアリエールが、指し棒をブンブン振り回している。
「団体戦ってさあ、結局本戦の前座扱いよね?団体戦ならやるけど、1対1は嫌。だって王族じゃんか私。ルルコット、ブレーンよろしく」
やる気ないよなあ。マリルカこいつは。
「う、うええ?じゃあ、頑張る」
ああ。頑張ってくれよ?ルルコット。
まあとりあえず、選抜メンバーどうすんの?
「選抜メンバーですが!勿論先鋒は私が努めますわ!あのマールシュタットの雑魚がああああ!絶対かましてやりますわよ?!」
何燃えてんの?アリエール。
「ついで、エメルダとイゾルテ!そして最終兵器が寮で寝ているユノ!以上のメンバーで!以上!」
黒板バンバン叩いていた。
「ねえマリルカ、団体戦って、何やるのかな?」
「あれでしょ?どうせ、ランキング戦出ないような子達でしょ?実技ばっかり強くたって、ねえ?多分、頭脳戦と魔法の混合じゃない?みんなでデカい城建てろ。とかさ?」
「魔法建築や、工作だったら、強度計算がきちんと出来ないと。私、予習しておくね?」
とりあえず、俺の出番て一体?
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