ルルドの淫靡な記憶

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ルルドの淫靡な記憶

 私が、ジョナサン・エルネストの童貞をいただいてしまってから、妙なことが起こっていた。  優しく童貞を包み込むという体でいられると思っていたのに。 「あ♡あ♡あ♡あ♡あん♡お♡おお♡おん♡」  組みひしかれて、激しくく腰を打ち付けられていた。  まさに、味を覚えたお猿さん。みたい♡ 「おほう♡んんおん♡」  あ♡また、イカされちゃった。  もう、息も出来ないほど、私は翻弄されていた。  ガッチガチのおチンが、執拗にポルチオをノックしている。  凄い♡上手♡  イカされたまま、ポルチオをグリグリされて、腰が浮いちちゃって、迎え腰までしちゃっていた。  え?嘘?子宮降りて――る?  神の階。異世界、東京から喚ばれた、空間放浪者は、永遠の不老を約束されたけれど、同時にあった、呪もあって。    今でも覚えている。交配実験と称して、数百人の男達に、間断なく抱かれた記憶を。  魔王が消えて、奴隷制は消えたけれど、経済協力連合の威は益々隆盛を極めていた。  30人、女を孕ませた父親が、私の胎内に精液を射精しても、肉体的な快楽を切り離した私を、燃え上がらせることは出来なかった。  ああでの不思議♡この子に抱かれると、濃いのを流し込まれると、流し込むのだと認識するだけで、私は。  ああ♡赤ちゃん♡欲しくなってる♡  子宮口は口をゆっくり開いていき、緩やかに排卵を促している。  四つん這いになった私に、ハアハアしながら腰を合わせるこの生徒の赤ちゃん♡妊娠したくなってきちゃった。  それでも、この世界には律というものがある。  イった感触を抱えたまま、ころんと横になった私の、足を掴んだ。  あああ♡まだ、まだするの♡?  あん♡太腿ギュってされて、おっぱい触りながら♡  ハアハアしたキス♡舌を出しちゃった私は、彼の思うまま、舌を絡めちゃっている。  もう♡駄目♡私♡彼の女にされちゃってる♡  388歳の年若の少年に、神になりかけた私は♡  それで、目を覚ました。  やっぱり、誰もいない。  私は、一息吐いて、自室の半径50メートルの範囲で、重力加圧魔法を発動させた。  一瞬で、自宅周辺が、綺麗に圧壊していった。 「変な夢見て、起きると誰もいない?私に、そんなのが通用すると思わないで?ああ、いたわね?」  潰れた瓦礫の中から、それを吊り上げた。 「ひぎゃあああああああ?!」 「あらあ、お久しぶりね゙?エウリアデ?」 「ああああぎゃあああああああ!!クソ勇者じゃねえなら、いけると思ったのにいいいいいい!!ひぎゃああああああ?!」  逆さに吊られてパンツ丸出しのかつての生徒を、私は冷徹な目で見ていた。 「さて、正直に話すか、生きたまま体圧壊して死ぬか、好きな方を選びなさいな。エラリアデ?」 「語るに落ちてんぞおおおおおお!いぎゃあああああああああ!だから!「やめなさい」するぞ?!人の心ないんかワレえええええええええええ!!」  こないだの文化祭。最も集客を望んでいた、アリエールの舞台を滅茶苦茶にした元凶が、ここにいた。 「前売り返金で、得た損害を補償しなさいな。もしくは、おっぱい大好きな童貞の群れに、裸に剥いて放り込むわよ?エラル交配実験しましょう。ああエラル、お尻も、いけるわよね?」 「出来るけど!行き着く先は二穴展開だけれども!たあすけてえええええええ!」  情け容赦なさすぎな私に、エラルは泣きながら助けを呼んでいた。
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