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眼鏡っ娘奮闘
次のステージは、どこまでも高い、天空ステージだった。
本気で馬鹿なんだな。魔王って。
「人生に1度くらい、高い景色を見ながら、決闘するのも悪くはあるまいと思ってな?」
うん。そうだね?馬鹿。
登場したのは、うちの巨乳シュートヘアー眼鏡っ娘、エメルダ・パストーリと、切り髪にメッシュの入った、ミネルバ・アルタイルっていう生徒だった。
飄々としたエメルダに対して、ミネルバは、腕を組んで睨んでいる。
試合が始まり、クリスタルリザートを召喚、襲いかかったエメルダは、目前まで迫ったところで、激しい振動を受けていた。
ああ、理解した。彼女も――。
召喚士だ。
「締め付けてやんな?ヴァスカン・ナーダ」
ヴァスカン・ナーダ。北の大陸の寒冷地帯に生息する、獰猛な蛇体竜だった
逃げ惑うエメルダは、決闘場から、落下していった。
「落ちたが、防御機構が、安全に助けるようになっている」
この、馬鹿魔王が。
俺が、使い魔を喚ぼうとしたのだが、ピーっていう、鳥の声が響いていた。
パピーロックに騎乗したエメルダは、ヴァスカンナーダにウザく纏わりついた。
あー。ゴーラとの喧嘩で、培ったウザさだこれは。
ミネルバは、えらいイラついていた。
ウザいもんなあ。こうなったエメルダは。
あれ?エメルダどこ行った?
あ!いた!上空から、エメルダが降ってきた。
「むぎゃ!」
フライングおっぱいブレス。堪らず、ミネルバはダウンした。
そして、よく解らん関節技で、ミネルバを締め上げた。
おい。何これ?
「ほう。ロメロスペシャルだな」
何を言ってるんだ。お前は。
ああ!解った!空飛んでた時、パンツが見えないのは、何故だと思ってた。
スパッツ履いてたんだ。エメルダ。
そして、ロメロスペシャルは、
「うぎゃあああああああ!!パンツ見せんなああああ!」
「ロメロスペシャルは、別名恥ずかし固めと言う」
よく解らんが、エメルダは勝ったぽかった。
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