対抗戦

1/2
前へ
/27ページ
次へ

対抗戦

 2轍目かあ。覚えとけよ?魔王お前。  授業の合間に、携帯で校長(ババア)に呼び出された。  どうせ、俺を襲おうとか、考えてるんだろうなあ。  初めて襲われたのは、12の年で、押し倒されて顔面を履いてたパンツでゴシゴシされた。  フロントオープンなパンツで、ニャン臭と変な震動がしていた。  イリデッセンス・プリズムモニターの卵だったんだよなあ。  あっちの世界じゃ、パールローターっつってた。  まあいいや。ババアなんかどうでも。  ノックして開けて、その場に崩れ落ちそうになっていた。  我等が教条の頂点。ルルド・リュミエール式魔法塾学校。アカデミーの校長たるババアは、  机の上で横になって、クロッチ極狭のビキニのパンツをニパってして、片足を上げていた。 「あん♡イーサンが、私のネコちゃんを見てるって、興奮しちゃうわ♡」  確かに見たよ。指で開いたニャンニャンちゃんの、パクパクしてる産道を。それと、ふんわり口開いちゃった子宮口まで。 「何を、何してんだああああああああああ?!ババアあああああああああああ!」 「え?――ああ、そのままジュブブってして、いいのよ?」  して堪るか馬鹿。 「で?今日はホントに何なの?キチンとした用事じゃなきゃ、本気で9ミリ乱射すっからな?それから、俺イーサンじゃないし。そんな似てんの?俺とイーサン。ラビニアまで言ってたし」  ラビニアって、ラビニア・パストーリっていう、280歳くらいのババアなんだが。エメルダの育ての親で、元初代首長だった人な?  そんでイーサン。初代エルネストって勇者ね。俺のご先祖様で、ババアの仲間だった魔王の天敵な? 「ああ。ラビニアはイーサンが、初恋の相手だしね?ちゃんと覚えてるなんて、偉いわあの子。その上で言うと、貴方はイーサンと生き写しよ?でしょうね?」  嬉しかねえよ。そんなの。  ニパっ。を解除して、ババアは身軽に椅子に座った。  どうでもいいけど、おっぱいの先っちょ全開だぞ?  ピンピンに尖ってるし。 「ああそれでね?ルグノワール魔法塾学校っていうの、知ってる?」 「ルグノワール?って」  ああ、南の大陸の北の果てにあった、学校だったよな? 「確か、元々アカデミーの卒業生が開いた学校で、ああ。初年度、俺が投獄されそうになった時、親父に転校してそこ行けって言われたような気が」  13歳の冬。初年度の昇級論文に、俺はキチンと取り組んだんだった。  うちのひまわりと違って、朝顔の観察絵日記とかじゃなくて。  それで、魔王善人、悪いの当時の貴族って体で書き上げたら、不敬罪て逮捕しろあんなゴミブロンズは!ってなったんだった。 「ルグノワールは、アカデミーほどじゃないにしろ、高いレベルで知られている学校よ?転移方陣が、いたるところに敷かれているしね」  ――はて?誰が? 「ええ。そこで、前にルグノワール校長と、飲みの席で、少し喧嘩になったのよね?」    偉そうに、教育者気取んな!露出狂のババア!  はあ?もう1度言ってみなさいな。仮性包茎の小僧だったくせに。私のネコちゃん見て勃起して、痛そうにしてたのいつだっけ?  ああああああああああああああああああああああああ!仮性包茎のことは言うなあああああああああああああああ! 「まあそれでね?どっちの生徒が優れてるのか。勝負しようってなったのよね?学業というより、魔法力でね?選抜メンバーによる、1対1の魔法戦で」  しょうもねえなあ。 「対抗戦っつったって、学業の方をキチンと評価しないと。ルルコットに実技させる訳にゃ、いかんでしょうが」  うちの学校には、死ぬほど頭いいが、実技が壊滅的な生徒が1人いる。  ルルコット・タルボットっていう、カッパーランクの女の子だった。 「確かに、魔法力を加味した場合、ルルコットは貧弱なカッパーでしかないし、他の生徒だって、似たり寄ったりなのがうちよ」  あああ。ランクによる差別撤廃したばっかりだもんな。アカデミー。 「でもね?それでも、アカデミーが最高レベルの教育機関であるっていうプライドは、へし折る訳にはいかないの。頑張ってね?いいのよ負けちゃっても♡負けたら、お風呂に引っ張り込んで貴方のことヌルヌルにするから。やっぱり、私が妊娠するのか、キチンと実証しないといけないわね?前は、傀儡(アニメート)で催眠状態だったし」  おい。恐ろしいこと、言ったよな?  フラさんが、あの森での初体験相手と思ってたんだが。  まさか、入学直後に、俺を操ったり、してないよな?  入学初日に、何かふわふわした状態で、母さんと親父がしてたことまんま、ババアで試した夢見た気が。  それから、ババアの自宅の離れを出て、タルカスと同室になる前まで、ほとんど毎日――?  覚えてる。ババアの目の色が、ちょうど今みたいに。  うん。俺も多分、そんな目でフラさん見てた?  子供、欲しがってる(作りたがってる)って、目?  有り得るかあああああああああああああああああああ!!そんなの認めん!  絶対負けんからなあああああああああああああああ!!  俺は、ダッシュで教室に戻っていった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加