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対抗戦
2轍目かあ。覚えとけよ?魔王お前。
授業の合間に、携帯で校長に呼び出された。
どうせ、俺を襲おうとか、考えてるんだろうなあ。
初めて襲われたのは、12の年で、押し倒されて顔面を履いてたパンツでゴシゴシされた。
フロントオープンなパンツで、ニャン臭と変な震動がしていた。
イリデッセンス・プリズムモニターの卵だったんだよなあ。
あっちの世界じゃ、パールローターっつってた。
まあいいや。ババアなんかどうでも。
ノックして開けて、その場に崩れ落ちそうになっていた。
我等が教条の頂点。ルルド・リュミエール式魔法塾学校。アカデミーの校長たるババアは、
机の上で横になって、クロッチ極狭のビキニのパンツをニパってして、片足を上げていた。
「あん♡イーサンが、私のネコちゃんを見てるって、興奮しちゃうわ♡」
確かに見たよ。指で開いたニャンニャンちゃんの、パクパクしてる産道を。それと、ふんわり口開いちゃった子宮口まで。
「何を、何してんだああああああああああ?!ババアあああああああああああ!」
「え?――ああ、そのままジュブブってして、いいのよ?」
して堪るか馬鹿。
「で?今日はホントに何なの?キチンとした用事じゃなきゃ、本気で9ミリ乱射すっからな?それから、俺イーサンじゃないし。そんな似てんの?俺とイーサン。ラビニアまで言ってたし」
ラビニアって、ラビニア・パストーリっていう、280歳くらいのババアなんだが。エメルダの育ての親で、元初代首長だった人な?
そんでイーサン。初代エルネストって勇者ね。俺のご先祖様で、ババアの仲間だった魔王の天敵な?
「ああ。ラビニアはイーサンが、初恋の相手だしね?ちゃんと覚えてるなんて、偉いわあの子。その上で言うと、貴方はイーサンと生き写しよ?あの当時を生きていた者なら、誰であっても驚くでしょうね?」
嬉しかねえよ。そんなの。
ニパっ。を解除して、ババアは身軽に椅子に座った。
どうでもいいけど、おっぱいの先っちょ全開だぞ?
ピンピンに尖ってるし。
「ああそれでね?ルグノワール魔法塾学校っていうの、知ってる?」
「ルグノワール?って」
ああ、南の大陸の北の果てにあった、学校だったよな?
「確か、元々アカデミーの卒業生が開いた学校で、ああ。初年度、俺が投獄されそうになった時、親父に転校してそこ行けって言われたような気が」
13歳の冬。初年度の昇級論文に、俺はキチンと取り組んだんだった。
うちのひまわりと違って、朝顔の観察絵日記とかじゃなくて。
それで、魔王善人、悪いの当時の貴族って体で書き上げたら、不敬罪て逮捕しろあんなゴミブロンズは!ってなったんだった。
「ルグノワールは、アカデミーほどじゃないにしろ、高いレベルで知られている学校よ?転移方陣が、いたるところに敷かれているしね」
――はて?誰が?
「ええ。そこで、前にルグノワール校長と、飲みの席で、少し喧嘩になったのよね?」
偉そうに、教育者気取んな!露出狂のババア!
はあ?もう1度言ってみなさいな。仮性包茎の小僧だったくせに。私のネコちゃん見て勃起して、痛そうにしてたのいつだっけ?
ああああああああああああああああああああああああ!仮性包茎のことは言うなあああああああああああああああ!
「まあそれでね?どっちの生徒が優れてるのか。勝負しようってなったのよね?学業というより、魔法力でね?選抜メンバーによる、1対1の魔法戦で」
しょうもねえなあ。
「対抗戦っつったって、学業の方をキチンと評価しないと。ルルコットに実技させる訳にゃ、いかんでしょうが」
うちの学校には、死ぬほど頭いいが、実技が壊滅的な生徒が1人いる。
ルルコット・タルボットっていう、カッパーランクの女の子だった。
「確かに、魔法力を加味した場合、ルルコットは貧弱なカッパーでしかないし、他の生徒だって、似たり寄ったりなのがうちよ」
あああ。ランクによる差別撤廃したばっかりだもんな。アカデミー。
「でもね?それでも、アカデミーが最高レベルの教育機関であるっていうプライドは、へし折る訳にはいかないの。頑張ってね?いいのよ負けちゃっても♡負けたら、お風呂に引っ張り込んで貴方のことヌルヌルにするから。やっぱり、私が妊娠するのか、キチンと実証しないといけないわね?前は、傀儡で催眠状態だったし」
おい。恐ろしいこと、言ったよな?
フラさんが、あの森での初体験相手と思ってたんだが。
まさか、入学直後に、俺を操ったり、してないよな?
入学初日に、何かふわふわした状態で、母さんと親父がしてたことまんま、ババアで試した夢見た気が。
それから、ババアの自宅の離れを出て、タルカスと同室になる前まで、ほとんど毎日――?
覚えてる。ババアの目の色が、ちょうど今みたいに。
うん。俺も多分、そんな目でフラさん見てた?
子供、欲しがってるって、目?
有り得るかあああああああああああああああああああ!!そんなの認めん!
絶対負けんからなあああああああああああああああ!!
俺は、ダッシュで教室に戻っていった。
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