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1話

5年後 普通の高校生になった 少し茶色がかった髪に黒ぶちの眼鏡 そして、こんなことになってた 高校入学後三ヶ月、僕 彩谷采都(あやたにさいと)はちょっとやばめの状況にあった それは ついさっきこんなことを言われたから 「ねぇ。彩谷采都(あやたにさいと)君(くん)。君(きみ)さ目見えない?」 「見えますけど…」 内心びくっとした だからとっさに嘘を吐いた 「君、今嘘吐いたね?」 なんで…解ったの? 「嘘なんて…吐いてませんよ…吐いて何の意味になるんですか…」 「嘘を吐くと自分を守れる」 即答された 「ところで…君は誰なんですか?ずかずかと聞いてきますが誰なんですか?」 「あぁ言ってなかったね。でも知ってると思うよ?。私は君と同じクラスで君の左斜め後ろの席に座る 色彩葵帆だよ」 左斜め後ろ? 色彩葵帆? もうこれはばれたな。もう言っちゃおうか 「はぁ…左斜め後ろだから気づいたんですか?」 「認めるんだね?」 「もう認めますよ」 「ふぅーん。じゃあネタバラシしたあげる。気づいたのは左斜め後ろだからじゃないよ」 「え?」 はっ? 「私はね両目色が見えないんだよ。だけどその代わりヒトの心が読める」 「はぁぁあっ?」 「で。見たきっかけは君の近くにいた男の子が左側から来たとき君すごくびっくりしてたから」 あぁっぁぁぁぁそんなことあったなあ。 「それで心見てみたの。そしたら読めた」 うん。プライバシーの侵害だよ!? 「そのとき君はこんなことを思ってた〈あぁ本当にびっくりしたうーん本当に左目見えないの不便だなぁ〉だって」 そして、色彩さんの目がキラって光ったようなきがした。 「君他にも隠してるよね?教えてくれなきゃ心読むよ」 「わかったわかった。僕は……」 言いかけたその瞬間床が落ちた そして僕はこの光景を何度も見たことあることに気づいた 家系が…こういう世界のものならぬモノを倒す家系だから 僕は、視力が悪くてならぬものを倒す力に覚醒しなかったということで 倒すことはない。 でも本当は倒せるし、帰り道襲われたら倒す。 うん。今は非常事態だ色彩さんが見てるけど非常事態だっ仕方ない。 と自分に言い聞かせて 「はぁ…色彩よけろ」 「何言ってるの!?」 といいつつよけてくれた 普通のものは見えない左目でしっかりならぬものを見た。 「采都の名の下に封印結界展開」 ハズすぎる。今ここにいない第三者が聞いたら中二病だって絶対言われる もういいやぁぁっぁぁ 「隠滅!!!!」 ハッズすぎるぅぅぅぅ。もう消えたい 「…わぁ」 あっ 「色彩さん大丈夫?」 「大丈夫…けどあれ…」 「うわぁ…」 言うしかないか 「どしたの?」 「これが僕の左目の秘密」 「へー。私と似たような感じなんだ…」 似たような同じ? 「ん?」 「見せてあげよう!!ちょっとさ怪我して。」 はぁ!? 「何をっ、言ってるんですかっ、この馬鹿!」 「何って怪我して?」 「だからそれがっおかしいですっ!」 「おねがいっ怪我してっ」 もう諦めた 高校の制服の内側のポケットから、カッターを取り出した 「カッターの怪我でもいい?」 「何でもいいよ。怪我さえしてくれれば」 「色彩さん。君怖いよ」 まぁいいか カッターの刃を出して、手のひらに刺す 刃を抜くと、赤黒い液体が抜いた場所から出てきた 「はい。色彩さん怪我したよ。処置したいから何か…血を採るとか?なら早くして」 「やだなぁ彩谷君。私そんなことするように見える?」 「めちゃくちゃ見える」 「彩谷君ほんとひどい。まぁいいや。今からやるから見ててね?」 やるからが殺(や)るからにしか聞こえない… 「どうぞ」 「葵帆の名の下に処置結界展開」 それは、歌を歌うようなそんな詠唱だった。 「隠滅」 「どう?なおってる?」 たしかに手のひらに貫通しかけてたカッターの傷がなくなってる 「すごいね。で、これが似たような同じって意味?」 「そだよー」 ていうかこの国でならずものを排除する家系が各地方に1家。サポート、色彩さんみたいな 処置や援護が各地方に1家存在するだけだ 「でさ…色彩さんって使えるって事はそこそこのお嬢様だよね?」 「ううん。違う。私は…突然つかえるようになった。そしてつかえるようになってから両目とも色が見えなくなった だから、普通の家だよ」 突然変異なんて呼ばれる類か…たしか、前にあったのは1000年前だっけ 「てか彩谷君のほうお坊ちゃまでしょ」 「ちがうよ。でこのこと秘密にして。よろしく」 「わかったよぉ。私のことも」 「あと僕には極力話かけないで」 「わかった。じゃあ私と連絡先交換して。」 「はぁ。わかった。」 ぴこん 「交換かんりょー。ありがと、彩谷君。何かあったられんらくするね」 「了解」 そんなやり取りでお互いは秘密を共有した
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