死ぬ事

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 生きてる。どうにか。死にたい。箸がころんで、豆腐の角にぶつかって、風が吹いて、蚊に刺されて。  死んでしまいそうだ。  もう一晩くらい頑張ってみようか  そう毎夕思う、その黄昏。髭を剃った。もう少しまで。生きてなきゃならない。  死にたいなんて言ってるうちは死なないさ。きっと邪魔が入るし、それを望んでんだ。黙って、死にたい時に、死にたい奴と、死ね。  だから僕は明日も目覚めて誰かに会えばへらへらと。大丈夫そうに、でもぜんぜんだいじょばない。生きなきゃ、と思って頑張るんだ。とっくにギリギリなんだ。  きみの愛が欲しい。恋でも、興味でも、なんらかの欲望の類いでも。それ無しに、誰が生きていたいと思うのだろう。  きみは違うのかい?
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