第1章「始まりの汽笛」

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第1章「始まりの汽笛」

 最初は温もりを感じていたこの日差しにも、だんだん嫌気がさしてきた。 数メートル前の線路と共に、かれこれ2時間以上陽なたぼっこを続けていた。 腹の上に小鳥が止まるほど、動くのも嫌になった頃、どこからか汽笛が聞こえた。
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