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すっかり日が沈んだ。
周辺から枝や葉を拾い集め、ライターで火を起こした。
今日はもう寝よう。明日こそ列車に乗ろう……。
バッグを枕代わりに、横になる。
寒くはない。ただ、少し寂しい……。
星の少ない夜空を眺めながら、今朝のことを思い出してみた。
「……後悔はしていないさ」
いざ眠りにつこうとした、その時だった。
――シュッ……シュッ……。
微かに聞こえた、レールをひた走る汽車の音。
本日の最終列車が、すぐそこまで来ていた。
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