自分の甘い声が……恥ずかしい

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自分の甘い声が……恥ずかしい

 ……ま、自分で人前でするよりかは聖修にしてもらった方がいいのかな?  そう自問自答。 「なら、今日は私でってことでいいのかな?」  とりあえず俺は頭を頷かせる。  すると次の瞬間、聖修は胸の突起に舌を這わせてきた。  さっきの時よりも体は反応して背中を反らせてしまっている俺。  それにクスリとする聖修。 「いい反応……」  と聖修の方は嬉しそうだ。 そんなに俺の事好きだったのかな? って思う。 だって、そうじゃなきゃ、男性が男性にこんな事したいとは思わないだろ?  あ、やっぱり、自分で玩具使って……あ、いや……その姿を見せるのも恥ずかしいか……。  やっぱり、どっちもどっちだったと思ってしまう。  自分で一人でヤってる時は別に誰も見ていないのだから、恥ずかしいとかという気持ちは微塵も感じないのだけど、こう二人でこういうことをすると人は恥ずかしく感じてしまうもんだ。 「ぁ……ぁあ……」  ついに声が出てしまっていた俺。  本当に恥ずかしくて口を手で塞ぎたくなるのだけど、さっき聖修に手首を縛られてからは本当に何も出来ない。  本当に聖修にされるがままの状態だ。  胸を舐められているだけなのに、俺の体は熱くなってきて、その熱はある一点に集中し始める。  そう自分のムスコさんにだ。  早く脈打つ俺のモノ。 そしてこれでもかっていう位硬く大きくなってきている。  確実にこういうことをしてることに反応している証拠だ。  今迄、誰ともやったことはなかったし、寧ろ普通の男なら女性に反応することなのに俺は完全に男性に反応しているという事だ。 その相手が本当に聖修で良かったと思っている。 本当に俺は聖修の事が好きだったからだ。 十年。 本当に俺は十年もの間、聖修の事を追い掛けて来て今やっとその夢が叶ったと言っても過言ではない。  そうだ、思い出したのだけど、俺の体はきっと男性にしか反応しないのかもしれない。 それに小学生の頃から俺は男の子しか興味なかったのだから。  それに世の女性に対して本当にそんな気持ちにもなったことがない。 そう小さい頃から俺というのは男性の事が好きで更に頭の中で想像する相手というのも男性だったという。 だから根っからの男性好きだったのだ。  脈打ち始めた俺のムスコさんは当然のように勃ち始めて来ていた。  ……確実にそろそろ短パンの中で大変なことになってきているんだけど。  しかも聖修のおかげで胸の突起の方も確実に勃ってきていて部屋内には聖修が俺の胸の突起を舐めている音だけが聞こえてくる。 時折、吸って来ているような音も聞こえて来て、その瞬間に俺の体というのはビクビクというのかゾクゾクっていうのか色々なのが一瞬にして体中を巡って自分のムスコさんを熱くさせてくれているような気がする。  だけど聖修はこういう事に関して何も知らないような事を言っていたのに本能っていうやつなのか、こうなんていうのかそういったDVDのように出来ているような気がする。 だって実際、俺の方は聖修が体を舐めてくれるおかげで気持ちいいのだから。 「やぁん! …ぁああん! いやぁ……!」  ……うわぁ……ちょ、お、俺は……なんちゅう声出してんだぁ!?  その瞬間、顔も確実に真っ赤になってきているのも分かった。  ……ってか、聖修……今、何をやったの?
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