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「日記は天気とどこに出かけたかは教えるからあとは自分で考えるのよ」
「!!あいらねえちゃん…」
「感想文は本貸したげるからそれ読んでね」
「本読みめんどう…」
「じゃー今から図書館に本借りに行く?」
「ありがとうございます。あいらねえちゃん本貸してください」
「最初から素直にそう言えばいいのよ」
あいらは本棚からあきらが読みやすそうな本を選び手渡した。
「ありがとう」
それからあきらは宿題を片付けはじめるが…どーしても自由研究だけは何していいかわからず。
まーたあいらねえちゃんに泣きついた。
(おねえちゃんはドラ〇〇んじゃないのよ…あきらくん)
あいらねえちゃんはあきらの事を放っておけなかった。
それは弟想いなのか…?はたまた『おバカな弟ほど可愛い』のか?
どうやらその両方らしい。
あいらは考えた…。考えに考えぬいて叔母ちゃんが持っていた子供向けの本に書いてあった内容を思い出した。
そう言えば小麦粉から取り出したって。
いいこと思いついた。
ママはお買い物して近所のおばちゃんちに寄るって言ってたっけ。
「あきら!おねえちゃんのエプロン貸すからキッチンに行くよ!」
あいらはエプロンを引き出しから取り出すとキッチンに向かった。
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