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ネクタイの売場に案内され
わたしは、その中から
部長に似合いそうなネクタイを探す。
あ、この青色のグラデーションの
ネクタイとか良いかも！
わたしは、部長の姿を想像して
選んだネクタイを合わせてみる…
うん…あの人のスーツの
色合いにあってるし、これにしよう。
わたし
間宮 晴海
（まみやはるみ）
「あの、これください！」
店員さん
「はい、かしこまりました。」
店員さんに、連れられレジに向かい
購入したネクタイが細長い小箱に入れられ
黒のちょうどいいサイズの
紙袋に入れられ、それを手に
わたしは足早に、あの人が待つ
駐車場の車まで戻ってきた。
企画開発部部長
風霜 寛人
（かざしもひろと）
「お、戻ったか…」
助手席のドアが内側から開けられ
わたしは、その助手席に乗らせていただき
部長に、紙袋を差し出した。
わたし
間宮 晴海
（まみやはるみ）
「あ、あの…昨日、手伝ってくれたりとか
今日のお昼を、おごってくれたお礼です！
う、受け取ってくださいっ//」
風霜さんは、こちらに顔を向けて
何度かまばたきしたあと
フッと笑い、紙袋を受け取ってくれた！//
企画開発部部長
風霜 寛人
（かざしもひろと）
「ありがとう…今、開けても良いかな？」
わたしの顔が一気に熱くなる…///
わたし
間宮 晴海
（まみやはるみ）
「だ、ダメですっ
か…帰ってからにしてくだしゃい//」
イタタ…舌を、軽く噛んでしまった//
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