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企画開発部部長
風霜 寛人
（かざしもひろと）
「そうか、わかった…//
帰ってからのお楽しみにしておこう。」
部長は、紙袋を助手席と
運転席の間の隙間にはさみ
シートベルトをしなおした
わたしを確認した、風霜さんは
車を慎重に運転して、お店の
駐車場から出て道路を進み、会社に戻っていく。
しばらくして、会社につき
その駐車場に車が入って
わたし達は、シートベルトを
外し、車から降りた。
そして…偶然を装い
一緒にエレベーターに乗り込んで
3階の企画開発部に入って
それぞれ、自分の席に戻る。
忘れかけていたけど
風霜さんに、例のホラーゲームを
USBメモリにいれて、こっそり渡してほしい
って、言われてたんだった…
自分のパソコンを起動した
わたしは、スーツの内ポケットから
渡されていた、USBメモリを取り出し
パソコンに接続、コピーデータを保存する。
その間に、USBの中身を見てしまったんだけど
ほとんど…製作者名が、部長のゲームが入ってる。
うんうん、どれも面白そう！
風霜部長が作ったゲーム
いつか、やらせてほしいけど…
今は、自分が作ってるゲームに集中しないとね。
よし！コピーデータ、USBメモリに保存できた！
あとは…このメモリを
安全に外すための操作をして…っと
よし…あとは、こっそり渡すだけだけど…
わたしは席から、そっと立ち上がり
トイレに行くふりをして
部長のテーブルに、USBメモリをさりげなく置き
いったん、廊下に出た。
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