🏙️会社休日の午前(木曜日)🏙️

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その人の所に、男性が駆け込んできた! 男性(弟) 「巫女さん!助けてください! 兄が…兄貴が!」 あ、もしかして…さっき、真っ暗な お風呂場に引き込まれた人の弟さんかな… 巫女 「あなたは、5階の森さんの…」 森(弟) 「とにかく、来てください!」 よくみると、この男性も首に 和風の首飾りをつけてる! そういえば、さっきの男性はつけてなかったな… 2人は…団地の5階の部屋に入っていったんだけど その部屋は、真っ昼間だというのに薄暗くて… 食卓テーブルの上に あの男性のものであろう、和風の首飾り… 持ってたのに、つけてなかったのね。 巫女 「なぜ、これがテーブルに…」 森(弟) 「兄貴、こういうの信じないんです… だから…身につけてなかったんだと思います。 そんなことより、こっちです!」 巫女さんを連れて、浴室に向かう 2人…そこには、肌の色が変色して 変わり果てた姿の、男性が 湯船の汚水の上に浮かんでいた! 巫女 「…!引き上げて!」 巫女さんは、その男性を 湯船から出そうとしてるけど 女性の力だけでは引き上げられないようで 弟さんが、力を貸してくれた! 変わり果てた男性を、リビングまで引きずる2人 その首に、テーブルの上の首飾りをかけた。 巫女 「魂は、まだ…この地にある。 いまなら…まだ、お兄さんを助けられる。」 巫女さんは、弟さんに顔を向ける…
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