🏙️会社休日の午前(木曜日)🏙️

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3名の神主さんは、吊った人の右、左、正面 巫女さん達は、吊った人の背後と 右斜めと左斜めに並び、一斉にお経を唱え始め 巫女さん達は、その周囲を 鈴を持ちながら舞う。 すると…吊っていた人が、もがき始めた! しばらくして、ロープが切れて 吊った人が暴れ始めたんだけど お経が効いてるようで、動けないでいる! 一晩中、鈴の音とお経が鳴り響く中 6人の首飾りについた、勾玉がまばゆい光を放ち ついに怨霊が破裂して、禍々(まがまが)しい 部屋の雰囲気が穏やかなものになり 部屋には、朝日が差し込んできて… 巫女さん達は、その場に倒れ込み 神主さん達の呼吸も荒くなっていた。 巫女さん 「お、終わった…みんな、ありがとう。」 部屋に、森さん兄弟が入ってきた! 森(弟) 「みなさんのおかげで… 兄貴が、兄貴が帰ってきました! それだけではなく、行方不明だった 団地の住民達も…少しずつ、帰ってきてます!」 さっきまで、変わり果てた姿のお兄さんも すっかり、もとに戻って 肌の血色もよくなっていた! 首には、和風の首飾りをつけてる。 わたし 間宮 晴海 (まみやはるみ) 「はあ…よ、よかった…」 少しして、呼び出された 神主さん3人と巫女さん2人 主人公であろう、巫女さんと 森さん兄弟は部屋を出たあと 5人が帰る姿を見送り、映画が終わって エンドロールが流れた。
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