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わたし
間宮 晴海
（まみやはるみ）
「部長！帰りたいのは
やまやまなんですが…
バグが直らないんですぅう！」
部長は、わたしの
パソコン画面に顔を向ける。
企画開発部部長
風霜 寛人
（かざしもひろと）
「どれ、見せてみろ…」
わたしは頷き、席から立ち
部長は、わたしの席に座って
プログラミング画面を見つめる…
わたし
間宮 晴海
（まみやはるみ）
「…」
わたしは、部長の肩越しに
パソコン画面を見る。
企画開発部部長
風霜 寛人
（かざしもひろと）
「ふむ…なるほど、ここだな…」
キーボードを手早く打ち込み
マウス操作をしてるけど…
あ、そこは…わたしが
プログラムを、書き換えた所ね。
新たに、プログラムを付け加えてくれてる…
わたし
間宮 晴海
（まみやはるみ）
「なるほど…」
そうすると、怪物の動きも
なめらかになって…
安全地帯にも入ってこないし
ちゃんと、足止めの仕掛けにも反応してる！
企画開発部部長
風霜 寛人
（かざしもひろと）
「よし…これで、良いはずだ
テストプレイは明日だな…」
わたし
間宮 晴海
（まみやはるみ）
「さすが、部長っ！ありがとうございます！
助かりました…これで、安心して帰れます♪」
部長は、データを保存して
席を立ちパソコンの時計を確認して
画面を、シャットダウンしてくれた！
企画開発部部長
風霜 寛人
（かざしもひろと）
「これぐらい、たいしたことない…
時間も時間だ…家まで送ろう。」
わたしは、何度かまばたきしながら
立ち上がった、部長の背中を見つめる。
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