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しかしそれでも、まだすべての謎が解けた気はしなかった。
「でも、あの魔甲剣士の鎧は幻とは思えないわねぇ」
「一瞬で鎧を纏ったロウガ……今となってはそれさえ本名ではないのだろうが……
しかし、白い鎧を纏った時に見せた剣の構えから見て……その腕は確かなものに見える……
あれを敵に回すとなると、ちと厄介かもなぁ……」
そう、ハミルとボルドは魔甲剣士の白い鎧を警戒していたのだ……
「やっぱり情報がまだ不足しているのかなぁ……あぁ、視界が狭くて連中の姿が見えないよぉ……」
ハミルはどうにか外を見ようとするが、賊が死角にいるために思うように見ることが出来ないでいる。
そんな中、ホゥクンは、
「魔甲剣士の剣の構え……そしてスータンがここにいる……
と、言う事は……」
と何やら考え込み始める。
そして……
「……裏が読めたぞ!」
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