10:シーカーズ対白き盗賊団

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 ボルド、リーヴェン、ハミルが手下八人と戦いを開始したと同時に、分断された形になったホゥクンもまた、白き盗賊団リーダー、ジャックと対峙していた。 「貴様は俺自らが引導を渡してやる……」  白コートを翻し、細身の長剣を鞘から抜くジャック。 「一騎打ちを所望とは、存外誇り高いのだな……」  ホゥクンも、バスタードソードの柄を両手で握り、正眼に構え直す。 「……貴様程度など、俺一人で十分と思ったまでだ」  そう嘯きつつ、長剣の刀身を頭上に掲げ、転瞬、剣が強烈な輝きを放つ。 「やはり[鎧を召還]するか……」  目を細めて眩しさに耐えたホゥクンがそう呟いた直後、ジャックの立っていた場所には甲冑に鎧われた、魔甲剣士の姿があった。
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