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「おのれ、こんなところで捕まってたまるか……!?」
そう言って立ち上がろうとするジャックに、
「……手を貸すのであーる」
「あぁ、ありが……と……う……!?」
差し伸べられてつい取ってしまった[干乾びた手]とその[主]を目の当たりにしたジャックは言葉を失った……
「……せっかく会えたのだ……もっと語らおうではないか、[同じ魂を持つ者同士]よ」
それは、その手同様、不気味な笑みで歪む干乾びた顔と眼球のないくぼんだ眼をゆっくりと近づける木乃伊剣士であった……
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