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「俺の霊感はガチだよ。なんかさあ、正式な場所でさあ、
本気で修行したら霊媒師になれるとか言われたけどさあ、
そんなこと、俺の人生としては望んでないんだよね。
とにかく、いまが楽しいよ。憧れの高円寺にも住めたし。
俺は、ただ、音を浴び続けていたいんだよ」
「うわぁっ!音を浴びるとか名言すぎる!」
「ありがとさん。で?おにーさん名前は?」
「あ、中野(なかの) です」
「下は?」
「下の名前?あれ?忘れちゃったかなあ......?」
「ふーん、幽霊歴、長いんだ?見た目は俺と同じくらいだから、
若い時期に亡くなって気の毒だったね」
「まあ、うん、そうなるかな?25歳だから」
「えぇっ!もっと若いかと思ってた」
「それは生前でも、良く言われてたよ」
なんというカオスな会話だよコレ!
しかも真乃くんは自宅で話そうと、招いてくれた。
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