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前世の記憶が蘇ったとはいえ、学力が向上するわけではないようだ。
舞翔はいたって普通に学校の授業を受け、帰りの会が終わると、帰宅するべく立ち上がった。
「おい、空宮!」
そこへやって来たのが、信二である。
帰りたいのに出口を塞がれ、舞翔は明らかにげっという顔をする。
「お前、バトルドローンやめたって本当なのかよ?」
「あー、うん。そうそう」
「んだよそれ! そんな簡単にやめられる訳ないだろ! 適当なうそ言ってんじゃねぇ!」
「っ悪いけど、急いでるから!」
これは強行突破しか無い、そう思った舞翔は即断即決、信二にややぶつかりながらも横をすり抜け駆け出した。
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