第7話 『激突!ソゾンVS舞翔』

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「俺がサポートする、頼んだぞ、空宮!」  そう言って爽やかに笑った武士だったが、よく見れば脂汗が滲み腕も腫れて来ているように見える。  相当に痛いに違いない。  その姿に舞翔は一瞬泣きそうな顔をする。  けれども泣いている場合では無い。  武士の怪我のためにも、時間はかけられない。  舞翔もまたスタンバイを終えると、一度深呼吸をして気持ちを落ち着けようと努めた。  それから、前を向く。  バトルフィールドの向こう側、そこにはソゾンがアニメの通りの憮然とした態度で立っている。  まるでテレビの画面を見ているようだった。  けれどもこれは現実なのだ。 「それじゃあ、俺が合図を出すぜ!」  準備は整った。  両者向かい合った所で、武士が高らかに告げる。 「いくぞ、“スタンバイ”!」
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