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第1話 『烈風飛電バトルドローン』
「貴様っ、いったい何者だ?」
空宮舞翔は、その言葉と共に、凄まじい形相で自分を睨む“推し”に、ただ冷や汗をかき黙り込むしかなかった。
何者か?
そう聞かれても、舞翔には答えるべき返事が無い。
いや、正確にはあるにはあるが、恐らく馬鹿にしているのかと、怒らせるであろう答えしか持ち合わせていない。
――何者かって、私はただのモブなんですけど!?
(それなのに何で、推しとバトルして勝っちゃってるの、私!)
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