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出会い byナイト
それは、まだ世界が生まれて間もない、
混沌とした日々のこと。
いつものように
硬く冷たい岩の上に腰掛けて
することもなく
ただ呆然と座っていた。
暗く冷たい闇だけが
僕の視界を支配していた、
そんな時。
僕の目に映ったのは、
未だかつて見たことのない
輝きを放つ、一粒の流れ星。
その輝きに魅せられて、
ゆっくりと落ちるその光を、
僕はただ、がむしゃらに追いかけた。
敵対する光と闇という存在を忘れてー。
それが、君との出会いだった。
これは、
決して交わることのない、光と闇の物語。
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