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嫉妬 byステラ
それは、この世界で初めて、
嫉妬が生まれた瞬間。
仲間であった、光の民の1人が
光の君主となった私を
闇の大地へと突き落とした。
驚いた。
私たちにそんな感情があることに。
私が嫉妬と渇望の対象であったことに。
ゆっくりと、
闇の彼方に堕ちてゆく。
光がだんだん遠のいて、
冷たい空気で満ちていく。
だけど、
何十年、何百年、何千年…。
ただ光の中に居ただけの
つまらない日々から
解き放たれた開放感。
なにより、彼のいる闇の大地に
足を踏み入れるのが
楽しみで仕方がなかった。
遠のく意識は闇に包まれ、
記憶はここで途切れた。
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