3人が本棚に入れています
本棚に追加
おかしくなった日常
あの1件から翌日
「あ!静!」
「え、あ、乃亜」
「昨日どこに行ってたの?」
「え、あ、えーと、こ、公園に」
「公園?」
「うん、公園、なんか、木の上で寝てる人がいたから」
「え?それって、噂の「シビトさん」ってやつ?」
「いや?ただ木に登って寝てただけの普通の人だよ」
「そっか、そうだよね...」
「うん、あ、そろそろ行かなきゃ!」
「あ、ごめんね!それじゃ!私は帰るね!」
「うん、乃亜!またね!」
....................帰ろうかな、ついでに、シビトさんのところに寄っていこうかな?
─────公園─────
「い...いるかな...?」
「何をぶつぶつと...喋ってるの?」
「ひゃぁっ...し、シビトさん...?!驚かさないでよ...」
「いや...ずっと、木の前に立って...ぶつぶつ言ってるから...」
「え、あ、わ、私、そんな事してたんですか?!」
「うん、やってたね」
「あ、あぁぁぁ、お見苦しい所を...」
「....................」
「って...し、シビト...さん?」
ガシッ...
「こっち...掴まってて...ここから逃げるよ...」
「え?えっ?!」
シュタッ...
ガサガサッ...
「ちょ、ちょっと?!シビトさん?!どういうこと?!」
「いいから...口を閉じてて...舌噛むよ?」
最初のコメントを投稿しよう!