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-街中-
「いやー、最近できたお店に行きたくてさー、でも1人だとアレだしって思って探してたんだー!」
「そ、そうなの...?」
(なんか、今日の乃亜...いつもと...)
「ん?どーかしたの?」
「い、いや、ちょっと...」
「ちょっと?」
「乃亜...今日は、いつもと、違う気が...して...」
「....................」
「の...乃亜...?」
「バレチャッタカァ...」
一言呟いた、乃亜に似てる人は...化け物になった。
「え...?」
「鋭イニンゲンダナァ〜」
(化け物...逃げ、なきゃ...)
ダッ...!!
「オヤァ?ドコヘ行クノカナァ?」
ガサガサ...
「逃げなきゃ...でも...どこへ...」
そう思いながら走っていると、1本の木が見えた。
「...あそこ...シビト...さんが...」
「逃ゲテモ無駄ダゾ〜」
(木の前に着いた...)
「はぁ...はぁ...っ...シビト...さん!!!助けてっ!!!」
「あー...もう追いかけられたのか、早いな...」
「誰ダ...?ニンゲン...イヤ、オマエモ...怪異ダナ...?」
「え...シビト...さんが、怪異?」
「僕が怪異なら、なんだって言うのさ...」
「核ヲ...破壊スル...」
「はぁ...こいつもか...」
「核ヲ...ヨコセ...ヨコサナクテモ...奪ウノミ!」
「何も知らない怪異が...図に乗るなよ...」
「待って、シビトさん...怪異って...」
「離れないと巻き込むよ?」
「あっ...は...はい...(あ...れ...逆らえ...)」
「核ヲ...ヨコセ!!」
「さぁ...踊りましょう?」
シビトさんがそう呟いた瞬間。
シュルッ...ギリッ...
化け物の首に...縄がかかった...
「グァッ...ナンダ...コレハ...外レナイ...」
「だから、何も知らない怪異が図に乗るな...僕のことも知らないくせに...」
「ナニモノダ...」
「僕かい?僕は...二兎芽 四人(にとが しびと)...みんなからは、シビトさんと言われている...ただの死人だよ。」
「シビトサンダト...?マサカ...オマエガ...怪異喰イノ...」
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