悪夢の始まり

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悪夢の始まり

 そして、よく解らんまま、ハロウィン当日を迎えた。  あれ?何?何か、俺に対する刺すような視線を感じる。 「ああああああ!いたあああああ!」  向こうから、血が好物ですって仮装した、けったいな女がダッシュしてきた。 「ニッシシ!みんなご存知!エルヴィラ・パーティスでぃいっす!」  あん? 「あー、お前、Mー1の時の、実況だったよな?」  でもこいつ、こんな頭悪そうだったかな? 「まー、今日はお祭りでぃすからねい!よう勇者ジョナ坊!お前にこれを授けよう!」  あん?  何か、スティック状の、飴を1本渡された。 「それ大事に持ってろよ?!それじゃあ!バッハハーイ!」  何か、走って去っていった。  ただ、俺個人的に、彼女に悪感情ないんだけど、  凄え撃ちたかった。あいつ。  それが、何故なのか、来月の文化祭の騒動で明らかになる。  さーあ!今年も始まりましたあああ!ハロウィンパーティレッツダーホおおおおおお!  もって何だよ。初めての試みだろうが。 「じゃあ早速ご注目ううううう!今回の生贄はあああああ!こいつ!」  ――――へ?何故、俺を見ている?  全生徒に、露店のおばさん達まで。 「じゃあああ!ハロウィンファイトおおおおおおお!レディいいいいゴおおおお!」 「トリック・アンド・トリートおおおおおおおお!!」  何か、仮装した女達に、俺は襲われた。 「う、うわああああああああああああああ?!」  とりあえず俺は、踵を返して逃げ出した。
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