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再会
一昨日、俺は偶然にも本社勤務当時の直属の上司と久しぶりに出会い、晩飯を共にした。
元上司は、覇気のない痩せきった俺の事をとても心配してくれ、俺の悩みを聞いてくれた。と言うよりは、上手く彼に引き出されたと言う方が正確なような気もする。それが元上司の優しさなのだ。
俺は、今まで悩みを他人に話したことは殆ど無かったと思う。話したところで、結論は自分が出すことだし、自分の弱さをさらけ出すことにも恥ずかしさもあったからだ。
ただ、昨日は酒の影響もあったのか、元上司の優しさと包容力につい本音を話してしまっていたのだ。
一旦話し出したその愚痴に近い俺の悩みは、その後何時間も止まらなくなってしまっていた。
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