義妹への歌

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義妹への歌

「あ~とい~くつ寝~る~と~、義妹が家にくる~♪義妹が来たら~イチャイチャして~♪お手て~つないで学校行こお~♪は~や~く、こ~いこ~い♪ま~ど~か~ちゃ~ん~♪」 「おっと、つい口ずさんでしまった。」 俺は誰もいない家で独り言した。 さっき母親から (これから出ます。30分くらいで着くと思います) と連絡がきた。 俺は知らないうちに、円香ちゃんが来る日を待ちわびすぎて、妄想していた円香ちゃんとのイチャイチャ生活の歌を歌っていたようだ。 毎晩毎晩、指折り今日という日までの日数を数え、歌い、そして眠りについていた。 円香ちゃんが来たら、手を繋いで学校へ行く。 もしかしたら、お風呂場で着替えに遭遇するような、プレミアムイベントが発生するかもしれない。 「キャー!お兄ちゃんのエッチ~!」 「ごめん!ごめん!入ってるて知らなくて。」 「もう!ノックくらいしてよ。でもお兄ちゃんなら見られてもいいけど・・」 な~んちゃって、な~んちゃって、 いかんいかん。 また俺は知らない間に妄想してしまっていた。 時計を見ると、母親が連絡をくれてから15分経っていた。あと15分で円香ちゃんがやって来る。
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