you are...

2/4
前へ
/37ページ
次へ
「おはよー悠矢!!!」 朝から明人がうるせえ。 「…はよ」 「なあ、楪、大丈夫だったか?」 「体調悪いの気が付けなくてごめんな?」 「資料室、まかせちゃってほんとにごめんなさい!」 「もう体調良くなった?」 そしてなんかクラスメートの俺への接し方が変わった…。 明人をちら、と見ると、サムズアップを見せてきた。 ま、十中八九こいつがなんかいらんこと言ったんだろう。 「だ、大丈夫です…なんかすみません」 そしてそのまま自席に座る。 と、 「なあ、楪ー!俺もさ、悠矢って呼んでもいいか?」 「え…。」 「今まで話したことなかったけどさ、俺話してみたかったんだよね。昼一緒していい?」 「は…えっと、」 「こーら千歳。勝手に話進めんな。あと悠矢のペース考えろ。それと、悠矢って呼ぶは権利は僕の特許だから。」 「なんだよそれー」 「ごめんな悠矢。でもみんな仲良くなりたいんだよ。わかってくれな?」 「あ…うん」 これまで自分の家のことを気にして人と交流してこなかったせいでどう接したらいいのかまるでわからない。 にしても明人め…ぐいぐい来すぎだろ…まさかばれてるのか…⁉
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加