もっかい呼んで

打ち上げ

「ウーロン茶おかわりする人ー」

俺と明人含め、何人かが手を挙げた。

こんな時でもやっぱり委員長は委員長である。

「そーいや蓮山くんの執事姿、かっこよかったよねえ」
「最後衣装踏んづけて転んでたけどね」

「そ、それは、言わなくてもいいだろ！？楪達がなんとかしてくれたんだし」

途中話題が変わっても定期的に文化祭の話に戻って来る。みんな楽しかったんだな。

途中でウーロン茶が運ばれてきた。蓮山くんは、恥ずかしかったのかいっき飲みして、隣の千歳君の分まで飲んでしまった。

明人と俺のところにも届き、一口飲むと…こ、これは！？

「おい、明人、コレ飲むな」

「え？なんでー？」

「これ、ウーロンハイだ。アルコール入ってる。どっかのテーブルと注文入れ違いになったんだろ」

「へ…？？ん…寝るzzz …」

「おい、明人！？」

酒、弱いんだな。一口で潰れたぞ。

俺は飲み慣れてるから良いが、他のみんなは…

「うわっこれウーロン茶じゃないじゃん！」
「みんなー、飲んじゃだめだよー！」

よしよし。気づいて飲むのやめたな。

さて。この酔っぱらい、どうしたものか。