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アサシンとして過ごしてきた日々のツケが、積もりに積もって、とうとう回ってきた。
どうやら僕は、あれほど嫌がっていた見合いの片棒を、知らない内に担いでいたらしい。
「ねぇ、オーヴィー。僕、ずっと君の事が好きだったんだ。子供のころから。愛してるよ。だから、僕の事、選んでくれるよね……?」
「私は、一途だ。未来の妻の手を汚させたとはいえ、今の私に他の女はいない。私の―――俺の事を、選べ。」
僕の前に現れたのは、幼馴染の王太子殿下と……僕が暗殺した女たちの元夫、ノーマンド・バーレンウォートだった―――。
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