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お昼を食べた後、葉月くんと池田くんは、池田くんのお兄さんのところへ行ってしまったので、瑛里華と2人きりになった。
「瑛里華、どうして肝試しの呪いの話なんて知ってたの？」
「これ」
瑛里華がスマホの画面を見せてくれた。
そこには、「青葉高校の行事ネタ」と書かれたタイトルのページが表示されている。
「朝、わたしだけ肝試しの話知らなかったでしょ？ それで葉月くんが教えてくれたの。ここに詳しく出てるよ、って。卒業した先輩が作ったHPみたい」
「へぇ……」
そんなやりとりとかしてるんだ……
「真優は見てなかったの？」
「何を？」
「メッセージグループ作ったでしょ？ そこにURL貼ってくれてたから」
ポケットに入れていたスマホをすぐに出した。
画面は真っ黒で、電源ボタンを押しても何も反応しない。
「充電切れてる」
「あー」
「いつからだろ……」
昨日、動画を見ながら寝落ちして、そのまま朝スマホを持ってきたから、もしかしたら朝から電源の入らないスマホを持ち歩いてたのかもしれない。
瑛里華と葉月くんが2人だけでメッセージを交換し合ってたわけじゃなかったんだ。
最近、どうかしちゃってる……
いろんなこと気にしすぎ！
「真優？」
「さっきのサイト見せて」
「いいよ。一緒に見よう」
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