甘い日常

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2人揃って5階のフロアに戻るためエレベーターに乗り込む。 初めて任されたチームリーダーだったため人一倍責任も感じたが、成功させることができて心底ホッとした。 「戻ったらみんなに報告してあげなきゃ。きっと喜ぶだろうな〜」 「早く報告してあげたいね」 フロアに戻ると丁度チームメンバーの3人が集まっていた。 華乃子ちゃんはプログラマーの同僚たちの元へと戻っていく。 「あ、陽葵!会議どうだった?」 私に気づいた唯斗は開口一番会議のことを聞いてきてくれた。 横山くんや直井ちゃんも気になっているようで、私の顔を真っ直ぐ見つめて言葉を待つ。 にっこりと微笑み3人に私は思い切り抱きついた。 思いもよらない行動に3人は驚き身体を硬直させる。 「え、あの、えと、百瀬さん?!」 「あ、ごめん!突然抱きついちゃって」 突然抱きつかれたことで直井ちゃんは嬉しそうに微笑み、唯斗はその真意を何となく察して優しげな眼差しを向けてくれる。 横山くんだけは思いもよらない行動に顔を真っ赤にさせ恥ずかしそうにしていた。 「みんなのおかげで大成功!すごく喜んでもらえたよ」 「ほんとですか!嬉しいです!!」 「横山くんと直井ちゃんのアイデアほんとに良かったよ!今回のクライアントの希望をしっかり汲み取ってくれたからだよ。本当にありがとう」
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