12.え!?いいの!?*

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 触手のあのぶっといやつとは全然違うだろうに、それでもハルロスが俺を締め付けてきた。ヒクヒクっとアヌスが動いている。それが気持ちいいと言われているみたいで、とんでもなく嬉しい。  時折、触手が交わっているところを撫でてきて、粘液のおかげでハルロスを苦しめずに突くことができた。ますます抱くように言われている気分なんだが。   「あっあっ……まか、る……まかる……」 「ハルロス……」    俺らはなんていうか……触手のベッドとでもいうのか、触手に抱えられて交わっていた。体位を変えつつ、ハルロスを抱く。トロトロになったハルロスがうわ言のように俺の名前を呼ぶのがたまらない。  触手とのあんな行為を経験していても、ハルロスは俺のでも気持ちよくなってくれるんだな。    気持ちを切り替えた俺は、ハルロスの反応を見ながら良いトコロを探しつつ中を突く。正直、男を抱くのは初めてだ。男に欲情なんて、ハルロスにしかこんな気持ちになったことがないからな。でもちゃんと気持ちよくできているみたいで安心した。   「も……むり、だってば……でないっ、からぁ」 「出なくても気持ちよさそう。こんなふにゃっとした顔して……可愛い……可愛いよ、ハルロス」 「んぁっ、だめぇ……しょく……」 「うん、触手さんも手伝ってくれてるから」 「な、ん……で……ひぅっ」    触手ほどの太さも長さもないけど、ハルロスの脚を抱えてグリグリと奥をこねれば小さな悲鳴が聞こえる。でもその悲鳴は甘くて艶っぽくて男の欲をさらに煽るような……。    ずっと触手とハルロスの交合を見せられて、なんとか自己処理してきた俺にはこれ以上耐えるのは無理だと腰を振る。だってこれは触手から勧めてきたことだし? なんでかは俺にもわからないけど、いいと言ってくれるならヤるだろ、状況的に。   「まか、る……も、さいぃん……された?」 「さいん? なんだそれ」 「び、やく……みたい、なの」 「あー、催淫? いや、ないと思うけ、どっ」 「あああっ! そこやだぁ……」    全然嫌そうじゃない声がハルロスから漏れる。ここが好きなんだなと、ひたすら突いてやるとガクガクと内股が震えている。ぴしゅぴしゅと透明な液体がハルロスのペニスから飛び出して、それを触手が拭っていった。  それどころか、触手は俺の動きに合わせてハルロスの乳首や耳とかを刺激していたようだ。まるで触手とハルロスの交合のときに俺が手伝っていたときみたいに。   「だめっだめだめだめだめ! んんーー!」 「出るっ」    俺のも思った以上にびゅるびゅると出続けているのがわかる。あんなに毎日のように抜いていたのに。きつく抱きしめていた腕を緩めると、ハルロスはくったりと脱力していて、今にも寝そうだ。  俺はそっとペニスを引き抜き、ハルロスを抱えあげる。   「触手さん、ハルロスをベッドに寝かせていいよな?」    聞けば、触手の先端をくねくねさせている。だめではなさそうだ。そして気づいたのは三つの卵がすでに孵化していたこと。残り一つはまだみたいだ。   「チビが増えてる……本当に孵るの早い」  触手がチビたちを乗せて外に行こうとするのが見える。前からいる少し大きいチビもくっついていくようだ。   「お……い、触手さん、気をつけてな。子どもたちも!」    ぴこぴこさせながら外に行く触手ただけでちを見送ると、俺はハルロスの元に戻る。あれだけ絶頂続きだったんだからさぞかし疲れただろう……とどめを刺した俺が言うことじゃないが。
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