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嫌味全開で 私の名前を弄りながら 勝ち誇った表情で 私にわざわざ嫌味を言いに来た上杉くん。 「お前が俺を越えたらな?」 「本当、いちいちムカつく男ね」 私たちは 同い年で同期で 自他ともに認めるライバル。 そして いつも成績トップで1位の 上杉くんの背中を必死に追う万年2位の私。 「今月こそは私がトップ取るから、今のうちに精々、高みからの景色を堪能しておいたら?」 「負け犬の遠吠え」 「は?」 「いや、毎月同じこと言ってるからさ、飽きないのかなって思って」 「う、うるさいっ!!」 .
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