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主な登場人物と表紙紹介
前作「父ふたり、子ふたり」から11年後の話です。
◆冴島 文幸(39)
ひとり息子・航太とふたり暮らしのシングルファーザー。男手ひとつの子育ても、航太が高校三年生になった今はそろそろ卒業が見えてきた。仕事はフリーランスのウェブデザイナーで、ちょっとしたインタビューを受けたりするくらいには順調。おっとりして内向的な性格は昔からずっと変わらず。でも、恋人の周の前では素直に感情表現ができるようになってきた。
◆羽黒 周(49)
ひとり息子・悠とふたり暮らしのシングルファーザー。専門商社に勤めるサラリーマン。文幸とは、息子たちの小学校の保護者会で出会い、それ以来ずっと仲良し。近所に住む両親も健在。母親のマリが経営する「スナック・マリ」もかわらず営業を続けていて、悠や、文幸父子としばしばご飯を食べに行っている。明るい性格で人づきあいがうまく、モテる。
◆航太と悠(高校三年生)
航太…文幸の息子。ピアノが得意で、高校生になってからはジャズバーに誘われてセッションしたり、街角ピアノを弾いたりしている。朗らかで子どもっぽい性格。悠とは家族ぐるみで小学一年生のころからのつきあいで、結局、小・中・高と同じ学校に通っている。志望大学は隣県の私立大学で、総合型選抜試験を受ける予定。
悠…周の息子。航太の同級生。物静かで成績優秀な高校三年生。航太の街角ピアノを聴くのが好きなのでいつも一緒にいる。考えごとをしたいときは近所をランニングする。志望大学は隣県の国立大学で、見事に学校推薦型試験の枠を獲得。
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◆表紙イラスト紹介
前作に引き続き、三色だんごさん/イラストAC の無料イラストをお借りしています。今作では、みんなで田舎に農業体験に行くシーンがあります。夏の終わりの、広い青空のイメージです。
それでは次ページから本編です!
文幸と周の幸せな結婚式まで見届けていただけるように…がんばります。
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