わたしの自信作(10)

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わたしの自信作(10)

 カレンダーをプレゼントするよりも前から、てっちゃんとは一緒に登校したり、下校したり、ふたりでどうでもよいことや大事なことを話したり、なんかしていました。  いま思い返しても、セピア調で彩られる大切な記憶となってます。  わたしらは中学三年生で、もう三ヶ月もしたら、卒業という時期でした。  進学先もわたしの良き理解者であり、気が合って、大好きな江藤哲哉くん……てっちゃんと同じだったのは、嬉しいところでしたね。  ……このてっちゃんはね、風景画や建物や道路や橋の絵を描くのが上手だったんだよ〜〜。  後になってから、山や海や空や雲を描いたり、いろいろな線を引いたり、はみ出さずに塗りつぶしたりってのも、てっちゃんは得意だってのが、わかるのじゃ。  卒業と同時に小学校〜中学校と、常に同じクラスだった親友とも離れ離れになりました。  ケータイはまだ普及しておらず、無論スマホもありません。  携帯電話を同年齢の者が持ち始めたのは、わたしが高校二年生の頃でした。  そう簡単に離れた者とのやり取りはできなかったのです。  …………えーー、これでこの珍妙なエッセイは終わってしまいます!!  後はエピローグを付け足しておきますわ!  ここまで読んでいただきありがとうございましたっ。
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