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俺と香澄が将来を共にする約束を交わしたことを。
まあ、頭の良い鈴木の事だ。
いずれ察するとは思うがな。
その時、午後の授業を開始するチャイムが鳴った。
「次の授業、春日部か。まあ、受けてやっても良いけどよ」
「千夜くん、その言い方は先生に対して、不適切です」
「そうね。でも、3人で一緒に卒業しましょうね!」
俺達3人は、自分達の教室に向かう。
今回、1度は切れかけた香澄との絆。
だが、互いの気持ちを尊重し、共に解決していこうとする想いが有れば、問題も不安も吹き飛ばせる。
俺達の将来は、まだ夢という形でありながら、それぞれの実現に向け、共に前へと歩き始めた。
完
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