4話

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 雄一とのメッセージのやり取りのあと、朝陽はなんとなくテレビをつけてタブレットを開いて、雄一がおすすめしてきたアニメを見て流し始めた。  普段ならアニメを観ることはほとんどないがせっかく雄一が勧めてくれたものだし、今度電話やメッセージのやり取りをした時に、話題の一つになるかと思った。 「へえ……」  けれど、そのアニメの内容に驚く。  どうやら、戦国時代初期のアニメで面白おかしく描いてあるものらしい。  史実通りなところもあれば、とんでもないフィクションが突っ込まれていたり、やたら美形なキャラクターがいたり、変わった語尾で話していたり、へんな能力を使ったり。  ……はちゃめちゃなところはあるけれど、テンポがよくて引き込まれる。 「あ、そうだ」
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