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私たちは大きなパラソル、その下に四人分座れるスペースを借りた。パラソルの下にはビーチベッドがふたつ。椅子がふたつ。子どもたちは我先にとベッドに飛び込んだ。そして楽しそうにはしゃいでいる。
「着替えに行くよ」
そう言われると慌てて更衣室に駆け込んでいきそうになる。
「危ないから走らない」
語尾強くそう言うと真尋も謙斗くんもすぐにスピードを落としてゆっくりと更衣室へ向かった。
私たちも女子更衣室に向かい何年ぶりかの水着に着替える。さすがに気恥ずかしくてラッシュガードに身を包んだ。
ちらりと冴子さんの方を見たら冴子さんもラッシュガードに身を包んでいて安堵した。
「じゃあ行きましょうか」
「あの子たちの着替えは早いですからね」
そんな話をしながら外に出るとなんとか大人しく待っていてくれたようで再び安堵した。
屋台のようなものが減ったとはいえ多少は出ている。
「お腹空いた? 何か食べる?」
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