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最後の真尋の笑顔なのに、だから慌てて涙を拭い真尋の笑顔を瞼の裏に焼き付けようとした。だけど、すぐに気づいた、揺れる視界の中、真尋はとっくに笑ってなんかいなかったことを。真尋も私と同じように双眸に水分を溜めていた。 手を挙げた。真尋のお母さんは乱暴に真尋の腕を引っ張って先を急ぐ。真尋は未練がましく後ろを振り向きながら、真尋もまた、右手を挙げた。 バイバイ。 別れの挨拶。
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