80/84
前へ
/90ページ
次へ
「もちろんよ、そんなことはわかるわ」 「それを真尋のお母さんに伝えてください」 「加奈子さん? 真尋くんのこと戻さないの?」 「ごめんなさい」  そして電話を切ると電源を再び落とした。  そして、私は真尋を連れ、駅に向かい、なるべく遠くへ遠くへ逃げた。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加