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9月8日。日曜日。
週末だからかレストランは混雑していた。
列に並び、30分ほどして席に案内される。
今日はシーフードとほうれん草のクリームパスタを注文した。あの日君が食べたパスタだ。
「トマトソース以外もおいしいよ」
君はそう言って、僕の口にクリームパスタを押し込んだ。
味はほとんど分からなかったけど、「うまいね」と言うと君は嬉しそうに笑った。
クリームパスタを頬張る。
うん、これはこれで確かにうまい。
たまにはクリームパスタもいいかもしれない。君が好きだったパスタだし。
あの日パスタを食べ終わって、プロポーズの言葉と共に震える手で指輪の入った箱を差し出すと、君は泣きながら笑った。
君が頬を赤らめて頷いてくれたときが、僕の人生で最も幸せを感じた瞬間だ。
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