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「ごめんな、神坂くん。うちの親、馴れ馴れしくて」
「あ、いえそんな! ……その、僕はその方が有り難いです」
「……そっか。そう言ってもらえると助かる」
その後、少し呆れたように微笑み謝意を述べる東條くん。でも、謝る必要なんて全然ないんだけどね。
ともあれ、案内してもらったのは二階に在する白いお部屋。頗る綺麗に整頓されていて、左手の本棚には参考書や小説、そして多くの野球関連の書籍が整然と並んで――まあ、言わずもがな東條くんのお部屋です。……うん、なんかいっそう緊張が。
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